NHK ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 12月21日
ケヤキ(欅・ニレ科)
花言葉 : 重厚 (2010年の更新)・楡(にれ)科。
・学名 Zelkova serrata
Zelkova : ケヤキ属
serrata : 鋸歯のある
・30mぐらいの高さになる。
・日本の代表的な広葉樹。寿命が長い。
街路樹に多い(関東地方で特に多い)。「ケヤキ並木」。
・放射状に広がる独特の樹形。花や実は全く目立たないが、
この樹形(特に落葉後の冬)でケヤキとすぐわかる。
秋の紅葉もとてもきれい。
葉っぱの色は、木によって
「赤に近い茶」「茶」「黄色」などに分かれるようだ。
・材は堅く、木目も美しい。湿気にもよく耐える。
木目が美しいところから「異(け)やけき木」と呼ばれ、
(「けやけし」=他のものより目立っている)、
「けやけきき」→「けやけき」→「けやき」と
変化していった。
・建築材として良材で、
家具材、細工物としても利用される。
早来(はやき)ても 見てましものを
山城(やましろ)の 高(たか)の槻群(つきむら)
散りにけるかも
万葉集 高市黒人(たけちのくろひと)
・似ている木 秋楡(あきにれ) 椋の木(むくのき)
季節の花 300 より
画像 岡山理科大学より植物生態研究室(波田研)のホームページより
花が付いた新しい枝 と 開き始めた雄花
自然の工房 より ↓
ケヤキの花は、葉の展開と同時(4月)に開く。
雌雄同株であり、どこかに雌花が咲いているはずであったが、
見つけることができなかった。
樹高の高い樹木は厄介である。
新しい枝の基部に雄花が、先端に雌花が付くという。
雄花は4~5裂する赤い花被の中に4~6コの雄しべがある。
おしべの先端にある葯は2つの袋からなっており、
これが大きく裂開して一挙に花粉を放出しているように見える。
・初夏には目をなごませる緑を,夏には涼しい木陰を,秋には紅葉を,
冬には寒空にきれいな樹形を描きます。
ケヤキの種は,枝の先端の小さな葉の付け根についています。
冬になると枯葉のついたまま枝先からおれて,風に吹き飛ばされていきます。
群馬大学 AOKI 教授 HP より