NHK ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 3月29日
カタクリ(片栗・ユリ科)
花言葉 : 初恋・百合(ゆり)科。
・学名 Erythronium japonicum
Erythronium : カタクリ属
japonicum : 日本の
Erythronium(エリスロニウム)は、
ギリシャ語の「erythros(赤)」が語源。
(ヨーロッパ原産のカタクリは花色が赤い)
・開花時期は、 3/20頃~ 4/10頃。
・山地に生える(場所によっては群生する)。
・ピンク色の花が下向きに咲く。
花は陽のあたるときのみ開く。
くもった寒い日や雨の日は開花しにくいが
曇ってても温度が高めだと開花する。
なかなかデリケートな花です。
・種子が地中に入ってから平均8年目で
ようやく2枚の葉を出して開花。
・樹冠が緑の葉に覆われる前の(3、4月の)わずかな
日光を利用して地下の鱗茎を太らせて花を咲かせ、
花のあと、5月頃に葉も枯れたあとはずっと
次年の3月まで、1年のうちの10ヶ月の間は地中で
球根のまま休眠する(地面からは消える)。
このように、早春、他の花に先がけて花を咲かせ、
逆にまわりの木々や草がすっかり緑になる季節に
なると地上から全く姿を消してしまう植物のことを
ヨーロッパでは
「スプリング・エフェメラル”春のはかない命”」や
「エフェメラルプラント ”短命植物”」と
呼んでいる(エフェメラとは「かげろう」のこと)。
(節分草(せつぶんそう)も同じ)
・昔は、球根から”片栗粉”(かたくりこ)を
採っていたが、今は8割がじゃがいも、2割が
さつまいものでんぷんからつくられている。
「片栗」の本物の「片栗粉」は薬局で売っている。
片栗粉は消化がよく上質なので漢方薬として病後の
滋養用に使われ、江戸時代の本には「病人飲食が
進みがたく至りて危篤の症になるとカタクリという
葛粉のごとくなるものを湯にたてて飲ましむ」と
書かれた。
・「片栗」の漢字は、食用にする根の鱗片が
栗の片割れに似ていることからあてられた。
・古名は「傾籠(かたかご)」。
籠を傾けたようにして咲くところから。
それがしだいに「かたくり」となった。
また「かたかご」は「片葉鹿子(かたはかのこ)」の
意味もある → 育ってしばらくは片葉(一枚葉)で
葉に鹿子模様の斑点があることから。
・英名は「Dog tooth violet」(犬の歯の”すみれ”)
→ たしかに似てる♪
もののふの 八十(やそ)少女らが くみまがふ
寺井の上の 堅香子(かたかご)の花
大伴家持 万葉集
・似ている花 シクラメン 黄花片栗
季節の花 300 より 画像も
鱗茎からカタクリ粉がとれます。
山野に自生する多年草ということですが,
乱獲されて絶滅しそうだという話をよく聞きます。
群馬大学 AOKI 教授 HP より
タピオカ澱粉の輸入としては
タイ・ベトナム・インドネシア からが殆どで
袋に入りコンテナーに詰められて日本に来ます・
大半は うどん・ラーメンなどの麺や 菓子として
コンニャク畑などのなどに添加物として使われています・
この輸入澱粉タピオカ素材は特に
艶出し、皮膜形成、溶解性向上、膨化性向上、粉末化基剤、分散安定、
乳化安定、成形安定、結着性向上、保水性向上、冷凍耐性、レトルト耐性、経時安定など
に優れてるので ゼリー状の蒟蒻畑に適してるんです・(伊丹の松谷化学などで生産)