2011年10月
NHK ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月17日
フジバカマ(藤袴・キク科)
花言葉 : あの日の事を思い出す・菊(きく)科。
・学名 Eupatorium fortunei
Eupatorium : フジバカマ属
fortunei : 植物採集家
「フォーチュン」さんの
Eupatorium(ユーパトリアム)は、
紀元前1世紀の小アジア地方の
「ユーパトール王」の名前にちなんだもの。
「ユーパトール王」は、
フジバカマ属の植物を薬用にしていたらしい。
・開花時期は、10/ 1頃~11/25頃。
・小さいピンク色の花がたくさん咲く。
・花の色が藤(ふじ)色で、花弁の形が
袴(はかま)のようであることからこの名前に。
・全体に桜餅のような香りがする。
・平安時代の女性は、これを干した茎や
葉っぱを水につけて髪を洗った。
また、防虫剤、芳香剤、お茶などにも
利用した。
・葉が3深裂するのが特徴。ほとんど別の
葉っぱのように見えて、元は一つの葉っぱ。
・秋の七草のひとつ。
藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰
問へどこたへず 野辺の秋風
金槐和歌集 源実朝
・秋の七草へのリンク
萩 薄 桔梗 撫子 葛 藤袴 女郎花
・似ている花へのリンク
沢鵯 鵯花 四葉鵯
季節の花 300 より 画像も
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月16日
ヒヨドリバナ(鵯花・キク科)
花言葉 : 清楚・菊科。
・学名 Eupatorium chinense
Eupatorium : フジバカマ属
chinense : 中国の
Eupatorium(ユーパトリアム)は、
紀元前1世紀の小アジア地方の
「ユーパトール王」の名前にちなんだもの。
「ユーパトール王」は、
フジバカマ属の植物を薬用にしていたらしい。
・晩夏から秋にかけて、白い紐状の花が咲く。
・葉っぱはギザギザで、やや細長い。
・秋、ヒヨドリが鳴く頃に開花することから
この名前になった。
・似ている花へのリンク 藤袴
・「鵯」シリーズ 鵯上戸 沢鵯 鵯花 四葉鵯
季節の花 300 より 画像も
ヨツバヒヨドリ(四つ葉鵯)と似ていますが,葉が輪生しないことで区別できます。
また,フジバカマ(藤袴)とは,葉が三裂しないことで区別できます。
和名は,鵯の鳴く頃に花が咲くということですが,8 月ころから咲きます。
群馬大学 青木教授 HP より
多年草 高さ約 80cm 内外 茎頂に散房花序をつけ 淡紅色
または白色の小さな頭花を密生する
秋 ヒヨドリの鳴く頃に咲くのが名の由来と言う
漢名 山蘭 (広辞苑)
画像はクリックで大きくなっていきます・・
NHK ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月15日
シオン(紫苑・キク科)
花言葉 : 遠くの人を思う・追憶・菊(きく)科。
・学名 Aster tataricus
Aster : シオン属
tataricus : 中央アジアの
ダッタン(韃靼)産の
Aster(アスター)は、ギリシャ語の
「aster(星)」から。
花のつき方のようすに由来。
・東アジア原産。
栽培の歴史は古い。
平安時代の「今昔物語」にも出てくる。
・秋に、白か、うすピンク色の花を
たくさん咲かせる。
・色で「紫苑色(しおんいろ)」
というのがある。
・根をせきどめの薬にする。
・別の花言葉「君を忘れず」
・別名 「鬼の醜草」(おにのしこくさ)
・「春」をつけたら 春紫苑(はるじおん)
・似ている花へのリンク 孔雀草 反魂草
季節の花 300 より 画像も
多年草 シベリア・モンゴルなどアジア北東部の草原と
西日本に広く分布 観賞用に栽培
茎は直立し高さ約 1.5m 前後
秋 茎の上部で分枝 淡紫色の優美な花を多数付ける
鬼の醜草(しこぐさ) のし しおに(夜の寝覚め) (広辞苑)
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月14日
ユウゼンギク(友禅菊・キク科)
花言葉 : 恋の思いでキク科 シオン属 アスター属
【花期】8~10月 多年草
学名 Aster novi-belgii
異名 Aster amelloides
英名 European Michaelmas daisy;
Italian starwort;
Italian aster
和名アスター・アメルス(Aster amellus)
【分布】北海道・本州・四国・九州(帰化植物)
原産地 北米、中南ヨーロッパ
明治年間に渡来した。
【草丈】すね~目
【環境】人里・田畑,原野・草原,都市・市街地
性質は強健で特に土質は選ばないが、粘質土壌では
乾燥なら草丈は低く、過湿では葉が腐りやすい。
ユウゼンギクを総して、ミケルマデージーとも呼ばれます。
花色は、白やピンクもあるそうですが、
直径4~5cmぐらいの花が、無数に咲きます。
画像 北信州の道草図鑑 より
NHK ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月13日
サルビア(緋衣草・シソ科)
花言葉 : 燃える思い・智慧・紫蘇(しそ)科。
・学名 Salvia splendens (赤い方の花)
Salvia guaranitica(グアラニチカ)
Salvia : サルビア属
splendens : 立派な、きらめいた
Salvia(サルビア)は、ラテン語の
「salvare(治療)」「salveo(健康)」
が語源とされる。
この種の植物は薬用になるものが多いことから。
・6月頃から11月頃まで、長い間咲き続ける。
(花が落ちたあとも、同じ色の[がく]の部分が
残るので、長く咲いているように見える)
・花の中のほうには蜜があり甘い。
・赤い花の別名
「緋衣草」(ひごろもそう)。
「スプレンデンス」 → 学名から
・青い「サルビア・グアラニチカ」の花は
「ガオーッ」ってほえてるような形♪
・セージ、アメジストセージも、サルビアの一種です。
・似ている花へのリンク
ブルーサルビア 秋桐 羅生門蔓
・「サルビア」シリーズ
サルビア サルビア・インボルクラータ
季節の花 300 より 画像も
花壇などに植えられているときには,
白とか紫のものも一緒に植えられているかもしれません。
しかし,葉や花の形がちょっと違う青い花のものはブルーサルビアです。
また,赤いけれどもちょっと花の形が違うのはベニバナサルビアです。
群馬大学 青木教授 HP より
観賞用一年草 高さ約 50cm 内外 葉は卵形
ブラジル原産で園芸品種が多く 秋 穂を成して大きい濃紅・
黒紫色などの唇形花を開く 緋衣草
また 広くはシソ科アキギリ属 (学名 サルビア) 植物
新旧両大陸の熱帯・温帯に分布し約700種 日本の山地にも
アキノタムラソウなどの数種がある 外国産の数種は香料・
観賞用に栽培 (広辞苑)
紫色の花の画像はコチラ → http://moonliget2.exblog.jp/
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月12日
シュウメイギク(秋明菊・キンポウゲ科)
花言葉 : 忍耐・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名 Anemone hupehensis var. japonica
Anemone : イチリンソウ属
hupehensis : 中国の湖北省産の
japonica : 日本の
Anemone(アネモネ) は、
ギリシャ語の「風」が語源。
「風の花」の意味のようです。
(ご参考)アネモネ
・秋に菊に似た花を咲かせるところから
この名前に。
・中国原産。かなり昔、日本に渡来。
・漢名は「秋牡丹」。
・濃いピンク色の花は別名で
「貴船菊(きぶねぎく)」
京都の貴船地方に多いことによる。
季節の花 300 より 画像 てるえ さん
コチラの画像もご覧下さい・ ↓
http://moonliget2.exblog.jp/
白く見えるのは花ではなく,萼です。
花(萼)が散った後,黄色くて丸いものが残っているのも面白いです。
葉は根本に大きいのがあり,花を付ける茎には小さな葉しかありません。
赤紫色の花が咲くものもあります。
群馬大学 青木教授 HP より
多年草 中国原産 観賞用に栽培 しばしば野生化
高さ約 60 ~90cm 茎に細網毛があり葉は3枚の小葉から成る複葉
秋 淡紅紫色の菊に似た花を開く 漢名 秋牡丹 (広辞苑)
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月11日
ダリア(キク科)
花言葉 : 栄華・優美・・菊科。
・学名 Dahlia pinnata
Dahlia : ダリア属
pinnata : 羽状の
Dahlia(ダリア)は、18世紀のスウェーデン
の植物学者の「Dahl ダールさん」の名前に
ちなんだ名前。
・メキシコ原産で、メキシコの国花。
・以前からメキシコ高原地帯に自生していた。
18世紀にそのタネがメキシコからスペインに
送られ、それをダールさんが開花させて広まった。
ナポレオンの妃ジョセフィーヌがこよなく
愛したといわれている。
その後品種改良がすすみ、
19世紀のヨーロッパで流行した。
・日本には1842年にオランダから渡来。
・球形のものや、花びらの先がとがったもの、
八重のもの・・・、咲き方はとても多彩。
・色は赤白黄色などさまざま。
なんと3万品種以上もあるらしい。
園芸植物のなかでも突出した品種数。
変異を起こしやすい植物なので
いろいろな品種が作れたとのこと。
・別名 「天竺牡丹(てんじくぼたん)」
・似ている花へのリンク 菊
・「ダリア」シリーズ ダリア 木立ダリア
季節の花 300 より 画像も
高さ約 1 ~2m に達し 葉は羽状複葉 茎には多く白粉をつける
ポンポン咲き 一万以上の園芸品種がある
夏秋にわたり大形の 白・紅・黄・紫などの花を開く
日本では江戸時代以後普及した 広義にはキク科ダリア属植物
(その学名) をいう (広辞苑)
NHK ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月10日
ハマギク(浜菊・キク科)
花言葉 : 友愛
・菊(きく)科。
・学名 Chrysanthemum nipponicum
Chrysanthemum : キク属
nipponicum : 日本の本州の
Chrysanthemum(クリサンセマム)は、
ギリシャ語の
「chrysos(黄金色)+ anthemon(花)」
が語源。
・開花時期は、10/10頃~11/25頃。
・日本原産。
・主に太平洋側の海岸沿いに生える。
・葉っぱが段々になっているのが特徴。
その先端にマーガレットに似た白花を
咲かせる。野生の菊の中では大きい方。
・似ている花へのリンク
マーガレット ノースポール ユリオプスデージー
季節の花 300 より 画像も
Nipponanthemumという属名は「日本の花」という意味で,
ハマギクただ一種のみを含む属です。
茨城県から青森県にかけての太平洋沿岸に自生する多年草ですが,
花壇などにもよく植えられるようです。
葉は肉厚で光沢があり,白い舌状花,黄色い筒状花からなる花は
直径 6 センチくらいです。
Oct 30, 1999 群馬大学 青木教授 HP より
多年草 本州北部の太平洋岸に自生 茎は木質で
高さ約 30~60cm 春 枝に新芽を出し
ヘラ形で上半部に 粗い鋸歯のある多肉の葉を束生
秋 白色の頭花を1個ずつ付ける 観賞用にも栽培 (広辞苑)
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月9日
シュウカイドウ(秋海棠・シュウカイドウ科)
花言葉 : 片思い・繊細・秋海棠(しゅうかいどう)科。
・学名 Begonia evansiana
Begonia : ベゴニア属
evansiana : 園芸家「エバンス」
さんの
Begonia は、サントドミンゴ島の総督で、
植物学に詳しい「Begon ベゴン」さんの
名前にちなむ。17世紀の人。
・開花時期は、7/25頃~10/25頃。
・中国原産。
・中国名が「秋海棠」で、その音読みで
「しゅうかいどう」。
いかにも”秋到来”という感じの名前。
・晩夏から秋にかけて咲く。
真ん中の黄色い花弁がいい。
なぜかいつもやや下向きに咲く。
(花弁が横に広がる花と
三角形のような形の花とがある)
・ベゴニアに似ているが、
ベゴニアより花の枝が長い。
・別名 「瓔珞草(ようらくそう)」。
秋海棠 西瓜(すいか)の色に
咲きにけり 松尾芭蕉
・似ている花へのリンク ベゴニア
季節の花 300 より 画像 北信州の道草図鑑 より
蓚酸を含み,咬むと酸っぱいです。
ベゴニアや木立ベゴニアと同じ仲間なので,花や葉が似ています。
キダチベゴニア(木立ちベゴニア)
ベゴニア・センパフローレンス,ベゴニア
Jul 26, 1998 群馬大学 青木教授 HP より
多年草 中国南部の原産 観賞用に栽培 しばしば野生化
地価に塊茎がある 茎は肉質・多重汁 節は紅色
高さ約 60cm 9月頃 淡紅色の単性花を開く (広辞苑)
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月8日
サラシナショウマ(晒菜升麻・キンポウゲ科)
花言葉 : 雰囲気の良い人・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名 Cimicifuga simplex
Cimicifuga : サラシナショウマ属
simplex : 単一の、無分岐の
Cimicifuga は、ラテン語の
「cimix(ナンキンムシ)+
fugere(逃げる)」が語源。
南京虫の駆除に使われたという意味らしい。
・白い花がブラシ状に咲く。とてもきれい。
・若菜をゆでて水でさらして食べるところ
から「晒菜」、また根の部分は肥大し
「升麻」と呼ばれる漢方薬になる。
・別名 「升麻(しょうま)」
・似ている花へのリンク 白糸草 唐糸草
・「升麻」シリーズ
蓮華升麻 山吹升麻 晒菜升麻 泡盛升麻 鳥足升麻
犬升麻 黄蓮華升麻
季節の花 300 より 画像も
升麻はサラシナショウマの漢名ですが,サラシナというのは,
若菜を茹でて水で晒して食用に供することからつきました。
長さ 20 ~ 30 センチの花穂をつけます。
落葉樹林の中や草原に生えますが,花穂が太くて白いので,
夕暮れの草原でもよく目立ちます。
Sep 12, 1998
群馬大学 青木教授 HP より
多年草 高さ約 数十cm 日本各地の山地に見られる
葉は複葉 晩夏 白色の小花を総状に密生
春 若葉を食用にする
根茎は肥大し 乾かしたものは生薬の升麻で 解毒・解熱剤
また うがい薬にする 野菜升麻 (広辞苑)
山野草・高山植物 コーナーへ
薬草、生薬へ
小谷村 早朝の親沢・・ 画像はクリックで大きくなっていきます・・
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月7日
コスモス(秋桜・キク科)
花言葉 : 調和・善行・乙女の真心 画像 てるえ さん・菊(きく)科。
・学名 Cosmos bipinnatus
Cosmos : コスモス属
bipinnatus : 2つの羽状の
Cosmos は、ギリシャ語で「飾り」の意味。
・開花時期は、 7/25頃~12/10頃。
・原産地メキシコ。外来品種だが、
日本の風景に自然にとけこんでいる。
・秋の代表花だが、早いものは夏のあいだから
咲き始めている。早咲き遅咲きあり。
・メキシコからは、1876年頃にイタリアの
芸術家が日本に持ち込んだのが最初、との説が
ある。また、渡来当時は、
「あきざくら」と呼ばれていた。
・「秋桜」の字は、主に秋に咲き、花弁の形が
桜に似ているところからの和名。
・”コスモス(cosmos)”の語源は、ギリシャ語の
「秩序」「飾り」「美しい」という意味の
「Kosmos, Cosmos」の言葉に由来する。
このことから、星がきれいにそろう宇宙の
ことを、cosmosと呼び、
また、花びらが整然と並ぶこの花も
cosmosと呼ぶようになった。
・台風などで倒されても茎の途中から根を出し、
また立ち上がって花をつけるというほど強い。
(弱々しい見た目とはだいぶ違うようです)
・葉は線のように細い。
・似ている花へのリンク 金鶏菊 菊芋 麦仙翁
・「コスモス」シリーズ
コスモス 黄花コスモス ウィンターコスモス
マーガレットコスモス
季節の花 300 より
日本名の「秋桜」というのも趣のある名前ですね。
cosmos とは(秩序のある調和のとれた体系と考えられた)宇宙のこと。
宇宙を表す言葉は space,universe, があります。
space は,(地球の)大気圏外,宇宙であり
universe は the を冠して使われる,
というように 若干ニュアンスが違うようです。
黄色い花のつくのはキバナコスモス(黄花コスモス)です。
群馬大学 青木教授 HP より
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月6日
ハゲイトウ(葉鶏頭・ヒユ科)
花言葉 : 不老不死・ひゆ科。
・学名 Amaranthus tricolor
Amaranthus : ヒユ属
tricolor : 三色の
Amaranthus(アマランサス)は、ギリシャ語の
「amaramthos(しぼまない)」が語源。
・インド、熱帯アジア原産。
・花は葉の付け根に咲き、全く目立たないが、
頂上部の葉は秋の低温で色を増し、鮮やか。
葉の色が赤い「鶏頭」に似ているところから
この名になった(鶏頭とは別種)。
葉っぱの色は黄色のものもある。
http://moonliget2.exblog.jp/ 参照
・あまり背は高くならない(せいぜい1m)。
・別名 「雁来紅(がんらいこう)」、
雁が渡来してくる頃に
葉が赤く色づくことから。
・「鶏頭」シリーズ 鶏頭 野鶏頭 葉鶏頭 紐鶏頭
・似ている葉へのリンク コリウス
季節の花 300 より 画像も
ケイトウ(鶏頭)は派手な花を観賞するものですが,
ハゲイトウは赤,黄,緑,白に色づく葉を鑑賞するものです。
別名はガンライコウ(雁来紅)で,
雁の渡ってくる頃に色づくということですが,
夏の中頃から晩秋にかけてきれいな姿を見せてくれます。
ハゲイトウの花は茎の脇に群れてつきますが,目立ちません。
写真の品種は「ニシキゲイトウ(錦鶏頭)」です。
群馬大学 青木教授 HP より
観賞用の一年草 インド原産 茎の高さ約 90~120cm
葉は細長い楕円形 黄色や紅色・紫色の斑紋を持ち非常に美しい
夏から秋に黄緑色の微小な花を葉の付け根に密生
アマランサス 鎌柄 (かまつか) 漢名 雁来紅 (広辞苑)
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月5日
イタドリ(虎杖・タデ科)
花言葉 : 回復・蓼(たで)科。
・学名 Fallopia japonica または
Reynoutria japonica
Fallopia : ソバカズラ属
Reynoutria : イタドリ属
japonica : 日本の
・日当たりのよい山野などに生える。
・若芽と茎は酸味があり食用になり、
地下茎は薬用になる。
・大きめの葉に白い花。
花は夏から秋にかけて咲く。
・秋に、ぶどうのタネみたいな実がなる。
花の形とのギャップが大きい。
・表皮から糸状のものを採るので
「いとどり(糸取)」と呼ばれ、
しだいに「いたどり」になった。
漢字の「虎杖」は漢名で、
「杖」は茎で、
「虎」は若い芽にある紅紫色の
斑点が虎のまだら模様の皮に
似ているところから。
(それにしても難しい名前だ)
・似ている花へのリンク 酸葉(すいば)
季節の花 300 より 画像も
花の up 画像はコチラ ↓
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線路脇や空き地などにいっぱいはびこっていることが多いですね。
広い範囲に分布しており山へ行っても見られます。
大型のものはオオイタドリかもしれません。
群馬大学 青木教授 HP より
虎杖 と書く 多年草 いたるところに生え 根茎は長く這う
若芽はウドに似て 紅色・微紅の斑点がある
茎は中空で節があり 高さ約 1m 余 葉は煙草の代用とした
夏 淡紅色または白色の花穂をつける 若芽を食用とし また
根は「虎杖根」として利尿・通経・健胃剤とする
古名は「たぢひ」「さいたづま」とも (広辞苑)
NHK ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月4日
ワレモコウ(吾木香・バラ科)
花言葉 : 愛慕・変化・薔薇(ばら)科。
・学名 Sanguisorba officinalis(吾木香)
Sanguisorba tenuifolia var. alba
(長穂の白吾木香)
Sanguisorba : ワレモコウ属
officinalis : 薬用の、薬効のある
tenuifolia : 薄い葉の、繊細な葉の
alba : 白い
Sanguisorba(サングイソルバ)は、
ラテン語の「sanguis(血)
+ sorbere(吸収する)」が語源。
根にタンニンが多く、止血効果のある薬として
利用されることから。
・秋の高原で咲く。
・暗赤色の丸い花穂がおもしろい。
丸いダンゴのよう。
白い「長穂の白吾木香(ながぼの
しろわれもこう)」というのもある。
・花は、花穂の上の方から下の方へ
順に開花していく。
・秋の十五夜のお月見では、
薄(すすき)とともに欠かせないもの。
・いろんな漢字があてられる。
「吾木香」
わが国(日本)の木香の意で、
根が木香に似ているから。
ここでいう「木香」とはインド原産の
菊科の根のことで、強い芳香があり
健胃剤、防虫剤としても使われる。
「吾亦紅」
和歌、俳句などで一般に使われる。
われもまた紅い、との意味。
「割木瓜」
「木瓜(もこう)」は鳥の巣と卵を表した
漢民族の丸い模様のことで、
ワレモコウの小花の形が、割れ目を入れた
木瓜の模様に似ているから。
・根を乾燥させたものを、漢方では
「地楡(ちゆ)」と呼び、止血剤とする。
吾亦紅 さし出て花の つもりかな
小林一茶
吾木香 すすきかるかや 秋草の
さびしききはみ 君におくらむ
若山 牧水
・似ている花へのリンク 伊吹虎ノ尾 唐糸草
季節の花 300 より 画像も
山野に自生し 高さ約 60~80 cm 晩夏 暗紅紫色の
小花を球形の花序に密生 果実も同色
若葉は食用 根は止血・収斂(しゅうれん)剤
漢名 地楡 (広辞苑)
2010/10/4 文章更新
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月3日
アシタバ(明日菜・セリ科)
花言葉 : 旺盛な活動力・芹(せり)科。
・学名 Angelica keiskei
Angelica : シシウド属
keiskei : 明治初期の植物学者
「伊藤圭介」さんの
Angelica(アンジェリカ)は、ラテン語の
「angelus(天使)」が語源。
Angelica属の植物には強心剤的な効き目のあるものが
あり、死者を蘇らせることができる(かもしれない)
ことから”天使”の名がつけられた。
・海岸に自生する。
・葉は大きく、冬でも柔らかい緑色を保つ。
若葉は食用にする。
平安時代末期(12世紀)に、伊豆大島に流された
源為朝(みなもとのためとも)が、現地で飢饉が
起こったときに、この葉が食用になることを皆に
教えて救った、と言われている。
・茎は太く、切ると黄色い汁を出す。
・花は白(緑)色で8月から10月頃に開花。
・強靭で発育が速く、
「今日葉を切り取っても明日はまた若葉が出てくる」
という意味からの命名。
・別名 「鹹草(あしたぐさ)」
「八丈草(はちじょうそう)」
八丈島などの伊豆七島などに多い。
・似ている花へのリンク 浜防風 シシウド 茴香(ういきょう)
・よく似ている名前 あすなろ
季節の花 300 より 画像も
房総半島~紀伊半島,伊豆七島,小笠原諸島の海岸に多い多年草ですが,
若菜が食用になるので栽培されることもあります。
葉を採っても明日にはまた新しい葉が出るほど丈夫である
ということからこの名前がついたようです。
群馬大学 青木教授 HP より
葉は羽状複葉ウドに似て光沢があり 淡緑色 発育が早い
秋 散形花序の白い小花を密生 茎・葉には淡黄色の汁液
を含む 芳香があり 葉と茎は食用 野菜としても栽培
ハチジョウソウ アシタグサ (広辞苑)
ラジオ深夜便 今日の誕生花と花言葉 10月2日
キンモクセイ(金木犀・モクセイ科)
花言葉 : 謙遜・初恋・木犀(もくせい)科。
・学名 Osmanthus fragrans
Osmanthus : モクセイ属
fragrans : 芳香のある
Osmanthus(オスマンサス)は、ギリシャ語の
「osme(香り)+ anthos(花)」が語源。
・中国原産。中国名は「桂花」。
・葉はやや大きめで、少しギザギザがある。
触るとちょっとだけ痛い。
・10月頃、白っぽい花が咲く。
花は小枝状のものを出したその先端に咲く。
1ヶ所から束になって咲く。いい香り。
・銀木犀の変種に
「薄黄木犀(うすぎもくせい)」がある。
・別名「木犀(もくせい)」
「銀桂(ぎんけい)」
・静岡県の県の木(木犀)
・似ている花へのリンク 金木犀 柊木犀 柊
季節の花 300 より 画像も 花の up はコチラ ↓
http://moonliget2.exblog.jp/
秋のお彼岸の前後,散歩しているとどこからともなく良い匂いが流れてきます。
花は小さくて目立ちませんが,花が終わって散ると,
金色の雪が降り積もったようできれいです。
群馬大学 青木教授 HP より
常緑小高木 中国原産の観賞用植物で古くから庭木とされる
高さ約 3m 葉は狭い長楕円形 革質で堅い 雌雄同株
日本のものは総て雄株で結実しない 秋 橙黄色で芳香の強い
小花多数を開く 漢名 丹桂 (広辞苑)
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